町の中心部 竹迫（たかば）。竹迫城跡は公園が整備されて約３．６ヘクタールとかなり広いスペースがある。竹迫城は鎌倉幕府の地頭職として下った中原師員が十二世紀後半に築いたとされる中世城。
地元新聞社が読者からの投票で決定した新くまもと百景のひとつ。
さらに県道１３８号を進む。道は狭く昔ながらの道という感じ。３Ｋｍも行くと突然バイパスらしきものが見えてきた。あれ？地図にない道だ、ネタめっけ。後川辺（うしろかわべ）地区には石橋があるはずと川沿いを注意して進むと道の左にある。
ん？どうしてこんなところに。
なんでも道の工事の時に移転（Ｈ８年１２月１０日）したんだそうでお地蔵さんと並んでおいてある。
合志町の後川辺からほんのちょっと先は泗水町。孔子温泉の高い煙突が見えてきた。
ここの駐車場内にあるうどん屋の「つる家」は安くてうまいの評判。
温泉のほうは鉄分を含んだ赤みがかった湯なんだそう。
県道３２９号が交わる交差点を道なりに進む
合志川を渡ると左には歩道専用のふれあい橋。かつて熊本電鉄が熊本から菊池まで開通していた時の名残がここにある。
私の記憶がたしかならあれは昭和６０年、台風の被害をうけてその後廃止になったような。
現在は熊本市藤崎宮前から西合志町御代志までの運転となっている。
泗水の町中をさらに県道１３８号で進む。国道３８７号がバイパスして走っているが復路にでも走ってみよう。
そちらには道の駅「泗水」もある。ただし当日現在では駐車場と東屋の休憩所だけの一部先行供用となっている。
国道と合流して３Ｋｍほど先のコンビニを目印に左折。農道を西へと向かう。
菊池グリーンロードを３Ｋｍほど行くとまた県道１３８号との交差点。ここを右折。
やっと七城町に入った。
城跡めぐりの最初は亀尾城跡。近くには前川水源もあるらしい。
５００ｍほど先に前川水源。水車（動いてないけど）もあって観光向けの顔。奥には９台ほどの駐車場があって片隅には蛇口から水がじゃーじゃー。
水汲み人は最初からこちらに直行。着いたときには２台の車が帰るときには５、６台に増えていてなかなかの人気。
熊本名水１００選のひとつ。
前川水源の駐車場の道向こうには亀尾城址。石段を登っていくとやがて石畳の道になる。登り切ったところは坂井熊野座神社。
ああ、でもロード用のシューズで階段を歩くと大変。ツルっと滑りそうで恐い。
城跡めぐりはここでおしまいにしようと簡単に挫折。
お待たせしました道の駅七城・メロンドーム菊池−山鹿の国道３２５号は車の多いこと多いこと。なかなか横断できずイライラ。
それにしてもなんともユーモラスでわかりやすい建物のメロンドーム。これは３つあるうちの真ん中、物産館のあるドーム。
ここはちょっと変わっていてスーパーみたいな雰囲気。買い物かご持ってレジに並ぶスタイル。
パン屋なんかの専門店は別だけど
七城産の米で作ったおにぎりと評判のメロンパン。野沢菜のおにぎりは、じゃこ と ゴマの組み合わせが絶妙、なかなかグー。
そしてメロンパン。表面はサクサク、ひとくちかじると柔らかくて口の中いっぱいにメロンの香りが広がる。
これがまためちゃウマ。メロンドームを代表する味と言っていいほど絶品。
メロンパン １００円 おにぎり１５０円 今日の昼食
メロンドームを裏からみたところ。右のドームはトイレ、左は糖度測定ライン後に見える城のようなのは菊池砦温泉 狗奴国城（くなこくじょう）
交通量の多い国道３２５号は避けて裏道から役場方面に県道１３９号を
途中、増永城址（ここは碑だけ）に寄って城跡めぐりは２カ所でおわり
県道をさらに進んでいくと集落の中にきれいな堀が見えてくる。その先に橋を渡って清水（きよみず）水源がある。場所は民家の庭先という感じで行くのをちょっとためらう。杉の根本から水が湧き出ている。ここの水源には番犬もいる。「ねぇ、ちょっと静かにしてくれる」 そんな感じ。
熊本名水１００選のひとつ
七城町、これまでも何度か通ったことはあったけど玉名、山鹿からの帰りとか素通りがほとんど
ここを目的地に走ったのははじめて。なかなかよかったです。
７つの城跡は亀尾、馬渡、打越、正光寺、台（うてな）、増永、神尾。確かに町の由来でした。
町の特産品のメロンを全面的に打ち出したメロンドーム。県内に他にもメロンの産地はある中で町としての売り出し方がうまいよねと感心して帰ってきました。
米とメロンの産地、紹介しきれなかった湧水もたくさんあって自然もいっぱい。また別のルートで走ってみたい所です。
