川俣川沿いに県道２５号を大通峠めざして進む。
県道からは途中石橋が３つ見れるが、ここは笠松橋。
ちょっとした公園になっていて棚田をイメージした作りになっている。
石垣を組んで作った棚田にはショウガが栽培されあちこちで収穫の姿も見られた。
村内、美生地区の棚田は日本の棚田百選にも選ばれている。
大通峠（おおとりとうげ）を登り終わると公園の端にあるのがぽちゃりんぐ御用達の水道。いつもここでボトルに水の補給をする。なかなか他の所では峠登って水にありつけるって事はないからここはお気に入りのひとつ。普段はあまり人がいない公園なのにさすがに紅葉シーズンともあって結構人がいる。トンネルができたからまっすぐ行く人がほとんどかな？って思ってただけにちょっと意外。
峠から下り。途中にネムノキ街道の表示。
ここはバリバリ飛ばせるところだからこれまで気がつかなかったけど、ゆっくり走ると同じ場所でも違った風景になるんだなぁってＨＰ作るようになってから感じる。
小鶴トンネル
ここも緩やかな下り坂の途中だからスピードに乗ってそのまま通り過ぎる恐れあり。
このトンネルのちょっと手前に白滝自然公園。
白滝といっても本物の滝ではなく白い凝灰岩の断崖絶壁がまるで滝のように見えることからそう呼ばれる。高さ７０ｍ、幅２００ｍという大きさ。駐車場からは吊り橋で公園に通じている。遊歩道も整備されている。実はトンネルの入口の左から旧道があってトンネルを迂回している。車は進入できないが自転車なら大丈夫。この旧道が遊歩道の一部となっている。
五木の中心部、子守唄公園とかのあるところを過ぎて五家荘に向けて北上。子守唄公園も人が一杯、車は満車。かやぶき茶屋で地鶏そば食べようと思ったのに順番の予約待ちだって。あきらめて先を急ぐことにする。
途中、国道４４号が工事中で川辺川の反対側を迂回路。約１Ｋｍほどだが道幅の狭い区間を迂回する形になる。
川辺川の流れを見ながら北上を続けると横手公園。
駐車場もあり河原や芝の上でも５，６つのグループ・家族がお弁当を広げていた。
ここで朝からコンビニで仕入れてたおにぎりを食べる。
ちょっと先には宮園のイチョウ。
幹囲り８．４ｍ、樹高約３5２ｍ、推定樹齢４００〜５００年。
橋を渡っていよいよ五家荘。左は子別峠、前回五家荘を走った時に帰路を急いだ道だ。今回は逆コースで五家荘を駆け抜ける。道幅は急に狭くなり車での離合も容易ではない。車が１台止まっている、ん？どうやら道の狭い区間を交通規制して片側交互通行にしている。泉村は紅葉祭りの期間中でもありさすがに考えちゃいるんだね。
国道４４５号をひたすら北上。梅の木轟公園の吊り橋。
この辺りはもう渋滞。なにせ国道４４号の道路脇にあるのはここくらいだし他は狭い脇道に行かないと見れないこともあってみんなここで車止めて見ておこうって気になるのだろう。もともとあまり駐車場は広くないから臨時駐車場まで登場。．．．って道の広いところに斜めに白線引いただけ。それでも止められない人はもっと先の道端に駐車。
紅葉はいまいち。
葉木地区に入ると少しは紅葉らしくなってくる。「葉木の紅葉」って言われているらしいけど。
もうすぐ二本杉峠。昔は２本の杉の大木があって遠くからも見えたって事だけど。そんな杉を探しながら少しづつ進む。
峠の茶屋に到着。ここもまあ人、人。車、車。地鶏の串焼きの前には行列。ビール飲んでる人もいるし。
さて峠を下ろうとしたらなにやら交通規制。朝日（わさび）峠の方に車を迂回させている。すでに二本杉峠を下った車はバックで引き返してくるし。峠ひとつまるごと一方通行だなんて何と大胆な！ま、自転車だから関係ないしと下る。
ちょっと下ったとこにあるのが展望所。何の気なしに寄ってみる。普段は何にもないけどこの日はテントに地元おばちゃんの店が。お茶と美味しい漬け物をいただいて「なんか白い飯が欲しいよね」って気になったところにおあつらえ向きにおにぎりが売ってある。即ゲットして別の漬け物も頂く。ここでおしゃべりしてわかったことは峠の途中でバスとバスの衝突があったらしい。なるほどそれでね。ついでに気になっていた杉情報も聞いてみる。推定６０代のおばちゃん「わたしら、ここに来たときにはもう１本だったもんね」。二本杉が一本杉になった時期は少なくとも、ん１０年も前のことらしい。誰も注目することのない二本杉峠の一本杉、今日も峠を見下ろしている。
今年は全国的に紅葉が「不作」なんだそうで、ここ五木・五家荘も例外ではないような。
今回のコースは４年前に走ったことがあるのと全く同じ。でも国道４４５号はいつも工事中で走るたびに道はよくなっている。今回は紹介しなかったが途中、平家トンネルがあるが迂回路（旧道）を走ってみた。くねくねと３倍くらいの距離を走らされて「昔はこうだったんだよね」って思いだし。
二本杉峠はいつも人が多いが峠の由来を知る人はほとんどいない。
