四国一周サイクリングの旅(第9ステージ)


 [553]四国一周サイクリングの旅(第9ステージ) かいさん  
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5月19日(水)曇後晴
第10日目。今日のルートは中土佐〜足摺岬
 
[2004/06/09(Wed) 16:17]

 [554]Re: 四国一周サイクリングの旅(第9ステージ) かいさん  
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記念撮影を宿の女将さんにお願いし台風情報を気にしながら、曇り空の中午前7時久礼の宿をでた。
 
[2004/06/09(Wed) 16:20]

 [555]Re: 四国一周サイクリングの旅(第9ステージ) かいさん  
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 久礼町の中心を出ると間もなく上り坂となり、今日のルート一番の難所「七子(ななこ)峠」越えだ!ダラダラとした上り坂が約6km、30分ほどで峠に到着です。ここで一息入れて、
 
[2004/06/09(Wed) 16:23]

 [556]Re: 四国一周サイクリングの旅(第9ステージ) かいさん  
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今度はダウンヒルを楽しめます。ところがこの辺りから雨がぽつりポツリと降り出し、とうとう窪川付近で本降りとなり、雨合羽無しでは走行することが難しくなり、2羽の合羽ガラスの行進となり、道の駅「あぐり窪川」で雨宿りをすることに(-_-;)この道の駅がちょうど定休日になっていたので、がら〜んとしており、人が集まる場所に人がいないと何だか不安な気持ちになります。
 
[2004/06/09(Wed) 16:24]

 [557]Re: 四国一周サイクリングの旅(第9ステージ) かいさん  
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15分ほどの雨宿りをしただろうか、小降りになった処でここを離れ、再び国道56号線を伊与木川沿いに黙々と南下する。雨は強くなったリ弱くなったリで止む気配は無い。雨合羽は着用しているとはいえ、田上さんは万全の態勢で防水用の長ズボンを持参されているとはさすがです。<かいさん>は上着だけの着用で、下半身はずぶ濡れ状態。少し寒ささえ感じます。1時間ほど漕いできたし、雨が強くなっているので伊与喜駅入口の横断歩道橋の下で5分間の小休憩!し、しばらく進むと開けた海岸線に出た。佐賀町・横浜と言う所らしい。が、雨は容赦なく降り続ける。またまた雨宿りである。佐賀町・灘と言う所に「トイレと東屋のある公園」を見つけ一時避難(-_-;)先客があり、男性の「お遍路さん」で雨宿り中であった。ここで雨合羽を脱ぎ、手袋などずぶ濡れになっているものを絞り、水分を取り除く。またすぐ濡れるとわかっていても、搾り出さずにはおれないのだ。20分余りここに留まっていただろうか、雨も小降りとなり、国道56号線へ繰り出した。ここで東京から来たと言う「自転車乗りお遍路さん」と出くわした。話を聞くと、東京から自転車に乗って来たのではなく、寝具等を持参して徒歩での「お遍路さん参り」をと思い「お遍路」を始めたが、荷物が苦になりだしたので、お遍路の途中17番札所近くにお住まいの親戚の方(姉妹)から自転車(ごく普通のママチャリ)をお借りして、遍路の旅を続けているとのこと。よくやるな〜ア!
 
[2004/06/09(Wed) 16:29]

 [558]Re: 四国一周サイクリングの旅(第9ステージ) かいさん  
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さらに旅を続けよう!土佐・中村市に入り、噂に聞く「四万十川」手前で国道と別れ左折、川沿いに南下を続けた。
久礼の宿を出てから4時間余り、清流で有名なあの「四万十川」河口近くに午前11時15分到着した。河口近くとはいえ、やはり大きな川である。<かいさん>のデジカメ技術では「四万十川」の大きさや素晴らしさ等をお伝えできないが、「四万十川」から受ける恵みや恩恵、そして「四万十川」を未来永劫に渡って守っていこうと言う小学生が描いた絵画を見ながら、「四万十川」を改めて見渡すと、なるほどと思った。しかし、この雨と河口近くということもあってか、噂に聞く清流とは程遠く、濁った大河と言うところか。
 
[2004/06/09(Wed) 16:32]

 [559]Re: 四国一周サイクリングの旅(第9ステージ) かいさん  
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この「四万十川」を跨ぐ橋「四万十大橋」を渡り終えると、国道56号線からの分岐道・国道321号線に出る。今回のサイクリングの旅の目的の一つである「足摺岬」まで残すところ40km余りだ。雨降る中、ひたすら前方を行く田上さんの後輪を見つめ、あるときは水車となって振りかかる水しぶきを右へ左へとかわしながら必至に田上さんに付いていく。小さな川沿いを行軍しつつ、時計を見るとちょうど12時、お昼時だな!(^^)! 12時10分、土佐清水市・下ノ加江の小さな食堂へ入った。<かいさん>としてはとても寒い!それもそのはず、降り続く雨のため、もうパンツの中まで浸水しているのだ(>_<)。パンツなど下着は脱がすことは出来ないので着用したままだ。雨合羽を脱ぎ、手袋を外し絞りきって椅子に掛け気持ちだけでも乾かす努力を惜しまなかった。食堂には石油ストーブがまだ置いてあったが、さすがに「火を点けてくれ」とは言い出せなかった。定食を注文し、食事を取っている間に雨は小康状態となり、午後0時50分自転車を漕ぎ始める。
 
[2004/06/09(Wed) 16:35]

 [560]Re: 四国一周サイクリングの旅(第9ステージ) かいさん  
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もう、足摺岬はそこまで近づいている。ここで、田上さんGPSに異変が!地図を見ることなく、黙々と走り続けていたら右手正面に突然、ないはずの港が出現!そうです!「以布利」と言うところの三叉路を左折して東海岸を走る予定だったのですが、めったに狂うことのない田上さんGPSがチョット悪戯をしたようです。
 
[2004/06/09(Wed) 16:40]

 [561]Re: 四国一周サイクリングの旅(第9ステージ) かいさん  
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どうせここは明日のルートに入っているし、このルートでも行けるので、今日中に走っておこうと言うことでこのまま、前進あるのみです。足摺岬に近づいてからが遠く、長く感じました。それは以外とアップダウンが多く、運悪く、ここに来て、また雨が降り出し本降りとなったからでしょう!岬と言うと<かいさん>は鹿児島の「佐多岬」や沖縄の「辺戸岬」など「、誰も住んでいなくて、寂しい場所」とイメージしてしまうのですが「足摺岬」からはそのイメージはかき消されてしまいました。「足摺岬」周辺には約1,000名の人の暮らしがあったのです。
 
[2004/06/09(Wed) 16:41]

 [562]Re: 四国一周サイクリングの旅(第9ステージ) かいさん  
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<かいさん>もう大都会に映りました。と、同時に、台風が近づいてくると、ニュースで「足摺岬」が良く取り上げられることも理解できました。何しろ1,000名の方の生活が現実になされているのですから。ともあれ、午後2時40分最後の目的地と言っても良い「足摺岬」に到着です。さっそく観光です。おりしも台風2号が日本に接近中です!灯台の見える展望所へ行き、「灯台のある風景」を目の当たりにすると感慨ひとしおです。
 
[2004/06/09(Wed) 16:43]

 [563]Re: 四国一周サイクリングの旅(第9ステージ) かいさん  
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「四国一周サイクリングの旅」は残っていますが、なんとなく達成感が沸いてきます。しかし、感慨に浸ってばかりはおられません。何しろ台風も近づき、風雨と共に身体も冷え切っています。気持ちは「国民宿舎足摺テルメ」の大浴場です!急がねば!と宿舎に向かいます。
 
[2004/06/09(Wed) 16:45]

 [564]Re: 四国一周サイクリングの旅(第9ステージ) かいさん  
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電話で予約字に場所の確認をした時、自転車で行くことを告げたところ、何となく「自転車では…?」の印象を受けましたが、それは「土佐清水市側から足摺スカイラインを経由しての道順だったら自転車では…?」のことであって、足摺岬側からだったら、自転車でも苦にならずにいけることが分かりました。
 
[2004/06/09(Wed) 16:47]

 [565]Re: 四国一周サイクリングの旅(第9ステージ) かいさん  
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午後3時15分「国民宿舎足摺テルメ」到着です。この国民宿舎は外観と言い中の作りと言い他の国民宿舎」を圧倒しているようです。高級リゾートホテル並みです!さっそく大浴場温泉で冷え切った身体を暖め、露天風呂など色々な設備のあるものは全て試してみるなど十分に入浴を楽しみ、身体も温まった処で、楽しみとなった夕食の時間です(~o~)
久しぶりに浴衣姿での夕餉のひと時。旅をしている実感です。
 
[2004/06/09(Wed) 16:48]

 [566]Re: 四国一周サイクリングの旅(第9ステージ) かいさん  
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夕食後は「定例作戦会議」です。天気予報は明日も雨(-_-;)です。が、「もう雨でも風でも何でも来い!」すっかり雨に自信を付けた2人です。ただ気になるのが「台風2号」の動きです。台風が上陸すれば話は別ですが、「明日は必ず宇和島へ」さっそく宿営地となる「宇和島YH」にケータイです。「ナヌッ!またしても休館日!」話は最後まで聞いてください!「休館日です!ですから特別の食事は準備出来ません、通常の食事でよろしければお泊まり下さい」との応答でした。これには裏技が有りました。田上さんが旅の始まるず〜と前に「宇和島YH」のHPに「10日熊本出発で順調に走れば20日に到着します。宿泊前日に予約の電話をします」旨書き込みを入れてあったのです。そして<かいさん>は田上さんに変身して「以前、インターネットのHP上で書き込みをしていた田上と申しますが…」とケータイを掛けたのでした!(^^)!
 
[2004/06/09(Wed) 16:49]

 [567]Re: 四国一周サイクリングの旅(第9ステージ) かいさん  
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この日<かいさん>は「元銭をとろう」と何回目かの大浴場へお風呂入りに行きました。今回は露天風呂が中心です。露天風呂に行くと既に田上さんが先に入浴中でした。二人並んで湯船から遠く太平洋上の真っ暗な中を航行している船舶の灯りを見つけ、「あれだけの灯りが見えるのはキッと大型客船か大型フェリーに違いない」「一体どこへ行っているのだろう」「喜怒哀楽!色んな人生を運んでいるのだろう」などなどロマンチックな感傷に浸っていると「ゴッツン!」二人の頭と頭がゴッツンコ!ここで我に帰り、明日の心配をしながら部屋へ引上げて行きました。外は激しく風雨が窓ガラスをたたいています。思えば、今日は一日中雨の洗礼から逃れることは出来なかったな〜…(――;)
下剤を服用して就寝!明日お呼ばれがありますように…ZZZZ!
第10日目の記録
走行距離:115.7km
走行時間:5時間52分
所要時間:8時間15分
所要経費:7,100円(宿泊代6,500昼食代600円)
 
[2004/06/09(Wed) 16:51]











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