四国一周サイクリングの旅(第7ステージ)



 [513]四国一周サイクリングの旅(第7ステージ)  かいさん  
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5月17日(月)曇時々晴れ
第8日目。今日のルートは宍喰〜安芸〜夜須サイクリングターミナル
今日のメーンエベントは「室戸岬」を見ること
 
[2004/06/07(Mon) 20:30]

 [514]Re: 四国一周サイクリングの旅(第7ステージ)  かいさん  
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6時前に目覚めさっそく出発準備です。<かいさん>は昨日、不要になったものは宅配便で送り返しており、持ち物が半分程度になったので、リアバックに押し込めるだけ押し込んで、フロントバックには、活力剤ウコンの飴玉と水薬に雨合羽などを入れ、できる限り軽くしてハンドル操作の安定を図った。7時30分朝食の時間です。この頃から<かいさん>は三度三度の食事が楽しみになり待ち遠しくさえなってきた。既に食堂には旅人が席についておられ、中には「お遍路さん」姿の「一人お遍路さん」や5〜7名位のグループの「お遍路さん」たちと一緒に食事を取った。
午前8時5分、恒例により我々は出発前の記念撮影です。国民宿舎の方にお願いしてツーショットの写真を撮ることに成功!礼を言って、直ぐに国民宿舎「みとこ荘」を後にした
 
[2004/06/07(Mon) 20:32]

 [515]Re: 四国一周サイクリングの旅(第7ステージ)  かいさん  
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出発して間もなくすると、国道55号線の緩やかな坂道を漕ぎ、「水床トンネル」をくぐると甲浦(かんのうら)港が見えてきた。甲浦港からは以前定期航路としてのフェリー就航していたようですが、そのフェリーも今は無く,地元のニュースに寄れば、近く試験的にフェリーを就航させ、行く行くは定期航路としてのフェリー就航再開の話をニュースとして取り上げていた。このニュースを見て、初めて「甲浦」を「こううら」ではなく「かんのうら」と知った次第です。
 
[2004/06/07(Mon) 20:34]

 [516]Re: 四国一周サイクリングの旅(第7ステージ)  かいさん  
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甲浦を過ぎると緩やかな上り坂が見えてきた。その向うに、1台の自転車を押しながら歩いている人を発見した。同類が見えると動物的と言おうか、「すぐさま追いかけてみたくなるのは何故だろう。その人の背を確認できるまでに近付くと、何んと昨日の自転車日和佐でお会いした人ではないか。どうしてここに?と2人はいぶかしく思いながらも「おはようございます」と挨拶し、立ち止まってお話をすることにした。「昨日は辺りで投宿と聞いていましたが?」「いやぁ〜、実は日和佐付近でおもてなしのお茶の接待を受けていたら、(もう少し行くとと宍喰町に「国民宿舎みとこ荘」がありますよ。今からでも十分間に合います)と案内されましてね。」結局我々と同じ宿に泊まられたとのこと。その日の進捗状況に合わせ、行動が出来ることは自転車だからこそ可能になったことだと思います。我々ロードに乗って先行して、二人を決して追い越すはずはない人がここに今一緒にいると言うことは、「これも何かの縁」と思い、お断りを入れて、田上さんとツーショット、
 
[2004/06/07(Mon) 20:36]

 [517]Re: 四国一周サイクリングの旅(第7ステージ)  かいさん  
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<かいさん>とツーショットをゲットした。「後日写真が出来たらお送りしますので」と筆記用具を取り出し、住所欄に記入していただいたが、これが達筆な筆跡で書かれていたので、何と読んでよいのやら!そのとき聞いて置けばよかったのだが、兎に角分かりそうなところだけは振り仮名を書いて、自宅に帰ってから調べることにした。「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥!」その通りでした。
 
[2004/06/07(Mon) 20:37]

 [518]Re: 四国一周サイクリングの旅(第7ステージ)  かいさん  
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さぁ〜先を急ごう!佐喜浜と言う漁港を通り過ぎ、暫く行くと地名は分からないが画像の「現在地」に辿り着いた。
 
[2004/06/07(Mon) 20:39]

 [519]Re: 四国一周サイクリングの旅(第7ステージ)  かいさん  
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しめ縄で結んである夫婦岩があり、休憩所になっているようなので休憩しようと立ち寄ったら、夫婦連れと思しき2人が、これからエベレスト登山でもするかのような大きなリックを背負い、どうやらアウトドアを楽しみながらの「お遍路さん」の2人組みのようです。余り話すことは無かったが、女性の方がご親切にも我々に飴玉をプレゼントして出発されました。「お遍路さん」のスタイルには色んな「やり方」があるものだな〜と、感心して2人を見送りました。
 
[2004/06/07(Mon) 20:40]

 [520]Re: 四国一周サイクリングの旅(第7ステージ)  かいさん  
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室戸岬に近付くと、「岬」特有の風が一層強まり、ふら付きながらも、あの子供時代にも聞いた「非常に大型で強い台風○○号は室戸岬南南東約100km付近を時速20kmとゆっくりしたスピードで北北東に進み…」その室戸岬に10時30分到着。「あれ!岬には必需品の灯台が無い」そうです!室戸岬の灯台はこの切り立った岸壁の上に建っていて、ここからは見えません。来る時に遠くの高台に灯台を見ることが出来ましたが、あれが室戸岬の灯台です。その代わりここには「空海和尚」の大きな立像が凛として旅人を迎えてくれます。室戸岬に10分ほどはいただろうか、
 
[2004/06/07(Mon) 20:43]

 [521]Re: 四国一周サイクリングの旅(第7ステージ)  かいさん  
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打ち寄せ荒波を呆然と眺め、太平洋の彼方に思いを馳せながら見惚れていた。実際は写真に収めようと忙しく動き回っていたのだが、とうとうこの地まで来たのかと実感が湧いてきた。
 
[2004/06/07(Mon) 20:44]

 [522]Re: 四国一周サイクリングの旅(第7ステージ)  かいさん  
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この室戸岬を後に次の目的地へとペダルを強く漕ぎ出すと「ガクン!あれ〜ぇ!ハンドルが」「田上さ〜ん、チョットチョット」と大声で呼び止める。出発前に田上さんの発案で呼笛を<かいさん>も準備していたのではありますが、ここで使わなくては何時使う。という事態でも遂に使うことは無かった(>_<)またしても<かいさん>のマシントラブルです。完全にハンドルが緩んでしまい走行不能となり、近くの広いスペースがあるところへ自転車を運んだ。田上さんの指導と協力を得て修理を始める。フロントバックを外し、フロントバックのとめネジを緩め、ハンドル用固定ねじを上下にあるネジを交互に締め付けて行った。ここで田上さん「お〜!<かいさん>もやるな!」とお褒めのお言葉を頂き益々図に乗る<かいさん>♪だったが、田上さんから「このハンドル、中心がずれているのでは?」なるほどフロントバックを取り付けると、左右の隙間が明らかに違う。再度やり直し(-_-;)
まだまだ自転車エンジニアになるまでには程遠い(>_<)
 
[2004/06/07(Mon) 20:48]

 [523]Re: 四国一周サイクリングの旅(第7ステージ)  かいさん  
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この頃には肌の露出部分が日焼けするほどに日差しも強くなってきた。
室戸岬を出て、間もなくすると「道の駅」ならぬ「海の駅とろむ」が見えてきた。ここの施設はまだできて間が無いらしく、全てが新鮮に見えた。そして施設中央部になにやら「足湯」があるようだ。4〜6人の近所のご婦人たちが頑丈そうな足を太ももまで捲り上げて談笑されている。熊本・玉名にも「足湯」はあり無料で利用でき、<かいさん>も利用したことがあるが、ここはどうやら有料になっているようだ。「足湯」のある場所から少し離れている所に若くてきれいなお嬢さんがニコニコして「足湯のご利用は如何ですか」「はい!入ります!」普段はこう言う有料施設はめった使わないのだが二つ返事でお金を支払うと、ビニール袋に入っているタオルを手渡された。これは記念になると思い、未使用状態で持ち帰り、其処では持参したタオルを利用することにした。ご婦人の方たちと輪になり一緒に足湯を楽しみ、情報交換をしてあがることにした。深海水20%を使っているからかどうかは分かりませんが、ご婦人の話では「20分もすると身体が暖まります」とのことでした。玉名の「足湯」もタダですが20分もすると暖まってくるような気がします。
 
[2004/06/07(Mon) 20:50]

 [524]Re: 四国一周サイクリングの旅(第7ステージ)  かいさん  
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午前11時30分、チョット早いが昼食タイム。これに異議を唱える人は誰もいません。先ほども言いましたがここは出来て間がなく(今年の4月オープン?)何もかもが新鮮で、レストランの中は真新しい木の香りで一杯です♪
 
[2004/06/07(Mon) 20:52]

 [525]Re: 四国一周サイクリングの旅(第7ステージ)  かいさん  
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「鰹のたたきは勿論のこと」ここで働くウェートレスさんたちも可愛いお嬢さんばかりです!(^^)!。メニューを見ながら、「一品料理もあるな!でも可愛い…!」「これにします!」と指を刺したのが「刺身定食1,580円!」<かいさん>は昼食にこんな大金をはたいた事は歴史的にも記憶にありません断腸の思いで注文したことは言うまでもありません。田上さんは例により、足湯上がりでビールを注文され、肴だけでない他の相乗効果もあり、美味しそうに飲み干されていました。新鮮さは何者にも替えがたい魅力があります。
 
[2004/06/07(Mon) 20:55]

 [526]Re: 四国一周サイクリングの旅(第7ステージ)  かいさん  
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満足してレストランを出て、同じエリア内で「イルカの調教」と併せ餌付け体験学習が出来るようになっており、ちょうど、知的障害者のグループがイルカに餌を与えたり、イルカに触れている光景を目にしました。最近では、病院などの施設でも、動物とのふれあいは精神的にも良いとされ、犬などとの触合いを積極的に行おうとしている所が多いと聞いていますが、動物と人間とは太古の昔から共生してきたのだから、動物達からも精神的に何か大きな力を頂いているのでしょう。 ここでは理由は分かりませんが、のんびりと休憩しました。12時30分、次なる目的地へ自転車に乗ろうとして、ふと後輪に瞼が止まる。「ナンジャ!コリャ!」またしても<かいさん>のマシンに異変が!今度は後輪のフォーク2,3本が完全に緩み、シャンと張っていないのを目撃。「なんでだろ〜?」<かいさん>のマシンでフォークの緩んだのは始めてです。咄嗟に、手で閉めようとすると、田上さんから、そ〜と「リップル回し」を差し出されました。「ありがとうございます!」このニップル回しは使ったことが無く、田上さんから使用方法を聞いて、クルクルましていたら、シャンと張ってきたので修理完了。
それにしても「ハンドルの緩み」と言い「フォークの緩み」と言い、今まで経験したことも無いマシントラブルが何故続くのだろうか。これまで何とか無事に乗り切ってこられたのが不思議なくらいだ。「しかしこうも、マシントラブルで「緩み現象」が起きているのは、自分自身の気の緩みを知らせる警報ではないだろうか。これからのサイクリング人生をより豊かで楽しいものにする為にも、自転車と言うものを大事にし、これからは心して自転車に接していかなければと思う。田上さんという生きた教本がある。田上さんの自転車に対する愛情は並大抵ではない。特に今回の旅では、<かいさん>の自転車を見る目を180度換えさせて頂いた。この経験をこれからは自分のものにして大事にしていきたいと思う。
漸く自転車の修理も一応終わり、「海の家とろむ」を後にした。
 
[2004/06/07(Mon) 20:57]

 [527]Re: 四国一周サイクリングの旅(第7ステージ)  かいさん  
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国道55号線を淡々と南下し、途中目に付いた「道の駅」でトイレ休憩などをし、
 
[2004/06/07(Mon) 21:00]

 [528]Re: 四国一周サイクリングの旅(第7ステージ)  かいさん  
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羽根岬でゆっくりと休憩し、
 
[2004/06/07(Mon) 21:02]

 [529]Re: 四国一周サイクリングの旅(第7ステージ)  かいさん  
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午後2時15分「道の駅大山」小休止のため立ち寄り、一人の「青年お遍路さん」と会う。話を聞いていると、どうやら大分の青年であるらしく、今年大学を卒業し、一月前から「お遍路さん」となり、旅を続けているようでした。人生色々、旅もまた色々!それぞれの思いを胸に人々は旅を続ける!
 
[2004/06/07(Mon) 21:04]

 [530]Re: 四国一周サイクリングの旅(第7ステージ)  かいさん  
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午後3時頃地図帳にも出ている安芸町のサイクリングロードの入口を探しあぐね、道路の公園にある花畑で草取りをしていた人に尋ねて漸く入口が分かり、これから夜須サイクリングターミナルまでをこのサイクリングロードを利用していくのだ。熊本のサイクリングロードもそうであるように、どこのサイクリングロードも利用する人は少ない。だからか、苦情を言う人もなく、近所の人が駐車場代わりに利用しているようだ。ここのサイクリングロードは左手に海岸を見ながら走れるので、海辺の景色を楽しみながら走行できるし、一般道路との交差点も少なく、安全なサイクリングロードのように見えた。「赤野休憩所」で一休みし、北原白秋の歌詞が刻んである記念碑の前で写真などを撮り、雲行きが怪しくなったので先を急いだが、先ほどの北原白秋の歌詞を詠んだのが災いしたのか、とうとう雨が降り出し、雨合羽着用での走行となった。
 
[2004/06/07(Mon) 21:05]

 [531]Re: 四国一周サイクリングの旅(第7ステージ)  かいさん  
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そして昨日の予約時に一悶着があった「夜須サイクリングターミナ」ルへ午後4時20分到着した。迎え入れてくれたのは少し高齢の受付嬢(?)の方が2人で2人を迎えてくれました。(~o~)これで昨日のことはチャラにし(無かったことにして)、お互いが友好的な雰囲気になるのに時間は必要なかった。雨にぬれた雨具等を広い研修室が開いているからといって其処を案内され、至れり尽くせりの接待を受けました。本当に、人と人との接点の仕方でこうも気持ちが変わるのかと思うと<かいさん>として人間としても学ぶべきことばかりであります。
夕食後、例により「処でNHKの天気予報によれば…♪」、「明日の天気は晴マークが覗いている」\(^o^)/が、週間予報がよくない(-_-;)南海上には台風も近づくオマケ付きだ(-_-;)さっそく、「定例作戦会議」が招集され、議題「残りの日程をどう乗り切るか」「台風が週末には九州四国へ近づく恐れもあるため、なるべく、宇和島まではその前に到着し、九州・臼杵への上陸日程はフェリー次第!」結論は「前進あるのみ」
そして明日の宿営地予定の中土佐町久礼の「大谷旅館」へ田上さんから予約を申し込む。が、この「大谷旅館」明日は都合が悪く、同じ旅館業の「福屋旅館」を紹介される。そして「福屋旅館」から予約OKの返事を頂き安堵する。
 
[2004/06/07(Mon) 21:07]

 [532]Re: 四国一周サイクリングの旅(第7ステージ)  かいさん  
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第8日目の記録
走行距離:105.9km
走行時間:5時間11分
所要時間:8時間13分
所用経費:14,110円(宿泊代6,870円、昼食代1,580円、足湯代200円、宿泊代5,460円→前払い)
 
[2004/06/07(Mon) 21:11]










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