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プロローグ
5月10日(金) 何時の頃か定かではないが、何故か「九州一周」ではなく「四国一周」を漠然と夢見ていた。当時は手段や方法は絵をかけなかったようだが、自転車に乗っている自分の絵は描いてもいなかった。単純に四国は四角な形状をしているので、九州より簡単に「一周が出来る」との思いがあったが、還暦を迎えるようになった今、夢は現実となった。それも自転車で行くのだ。 昨年の「琵琶湖一周サイクリングの旅」をした印象が余りにも強烈で感動的だったので、年賀状を出す季節が来た時に、猿歳で還暦を迎える私としては、何かでっかい夢を描こうと「四国一周サイクリングにチャレンジします」と宣言し、親戚縁者には機会あるごとに吹聴して回った手前、何が何でもと言う想いもあった。丁度、サイクリング仲間のTさんから四国一周を一緒に行かないか」との誘いもあり、「これはして得たり」と喜んで便乗することにした。 旅支度2日前というのに、情報によれば同行するTさんは着々と準備が進んでいることを知り焦る。取り敢えずデジカメ用のコンパクトフラッシュが足らなくなるだろうと思いベスト電器へ買出しに走り128MBフコンパクトフラッシュを購入した。午後からは、兎に角格好だけは四国一周の出で立ちにして見ようと、フロントバックとリアバックに手当たり次第布切れを詰め込んで、出発と同じフル装備の格好で自転車店へ急ぐ。Tさんが25cのタイヤに取り替えているので、小生としては、今付いているタイヤでは不安があり、どうしても取り替えて行きたかったのだ。店には25cは在庫が無いことが分かっていたので、コンチネンタルの23cに取り替えてもらった。何しろ今付いているビットリアのタイヤよりパンク修理がしやすいことに飛びついたのだ。これで一安心と自転車店に「有難うございました」の挨拶をして、漕ぎ始めたら周期的に「ガサッ、ガサッ」とブレーキシューがリブを擦っているような音が聞こえているではないか。ブレーキシューだったら簡単に直せると思い、そのまま帰ろうかと思ったが、まだ自転車店も見えているし、引き返して、店長さんに見てもらったところ、ブレーキシューではなく、23cでも新しいタイヤに変わったこととメーカーが変わったことでフロントの泥除け(横文字で何と言うのだろう?)の固定ビスの突起がタイヤにあたり擦る現象と分かった。取り敢えず泥除けを上部に引上げる方法と固定ビスの突起をヤスリなどで加工してもらうことにした。あの時そのまま我が家に帰っていたらとても自分では直し切れなかったとホッとし、店長さんに改めて感謝の気持ちをこめて「有難うございました」の挨拶をして帰宅した。土台、泥除けをつけた状態では私の自転車には25cのタイヤには変更できなかったようだ。一先ず、安心しました(~o~)帰宅後、午前中に購入したコンパクトフラッシュをデジカメに装着しようと購入袋から取り出したら、何と私のデジカメには合わない小さなカードを購入してしまっていたのだ。小生にしてみれば、これは高価なもので夕刻だったが慌てて購入店へ行き、「しかじかこう言うことで品物を変更していただきたい」と店員に話し引き換えてもらった。愛想はよくなかったが容量は同じで値段も同じだが、形は大きくなったので得した気分になった。そんなことよりも出発前からこう言うヘマを遣らかす様では先が思いやられます。
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